【2020/9/1追記】FEHユニット考察 フィル編
どうも FEプレミアムアレンジサントラ鑑賞が日課になってるマクシーです
遠征〜炎(Vo.小林ゆう)を聴きましょう
この度フィル10凸を完遂しました。
約10ヶ月ちまちまと頑張って凸を進め、合間には原作である封印をプレイしフィルへのキャラ愛をさらに深めたりもしたので感慨深いですね
さてこのフィル、最初期に登場した星3〜4ユニットですがどの期間でもなかなか注目されず使っているのはキャラ愛勢がほとんど、という印象があります(あくまで僕の意見です)。
そして夜道で後ろからデュランダルで滅多刺しにされることを覚悟して言わせてもらうと、フィルの使用者のスキル構成は勿体無いものが多いです。
僕は個性あるキャラたちを複数使えるゲームにおいては「キャラの短所を補うのではなく長所を伸ばす」ことをポリシーにしているのですが、現状このFEHのフィルにおいては短所にばかり注目し長所を伸ばしきれていない場合が多いと感じています。
この記事ではフィルというユニットの特徴を抑えつつ、その個性を活かすための育成を考察していきます。僕は闘技場や飛空城の最上位勢でもなければ廃課金勢でもないので、あくまで「大英雄戦等で特化した役割を持つことができるフィル」という前提で紹介していきます。ご了承を
フィルというユニットについて、長所、短所
原作のフィル。かわいい。
今回の記事はFEHでの性能解説ということでフィルのキャラクター性について詳しいことは省きます。
FE封印登場のユニットです。剣の道を極めんと欲する少女です。かっこいいけどおっちょこちょいです。そしてかわいいです。ノアどのの嫁です。
長所
・歩行剣1位の魔防、高めの速さ
・強力な練成神器
・兵種によるスキル構成の幅広さ
・絵と声
短所
・最低クラスの攻撃、低めの守備
・1世代ユニット特有の低い総合値
・剣ユニットの競争率の高さ
・2周目が出ない
まず長所について。
・歩行剣1位の魔防、高めの速さ
フィルの魔防31という数値は全歩行剣の中で単独1位、全ての剣ユニットの中でもシーダ(34)、騎馬エリウッド(32)についで3位とトップクラスの数値を誇ります。魔法を見ることが可能な歩行剣は大変貴重です。そのため、竜特攻を持たないユニットながら、マムクートに強く出られます。
また、速さも36あり安易に追撃は取られにくく、また追撃可能な戦闘は比較的多いです。
・強力な練成神器
フィルの持つ神器「無銘の一門の剣」は、オートクレール等と同じくキルソードと倭刀の効果を両方内蔵した強力な効果を持ちます。これによって上記のステータスの特徴と合わせ、奥義による大火力発動をさらに活かすことが可能になります。
・兵種によるスキル構成の幅広さ
ここ最近の兵種制限スキルは歩行が恩恵を受けやすく、特に「呼吸」「奥義の螺旋」「怒り」を使えることが歩行兵種の強みの一つと言えるようになりました。フィルも例外ではないです。この二つのスキルは、上で言及したように奥義をさらに強化するものなのでフィルとの相性は良いと言えます。
・絵と声
最高。
続いて短所について。
・最低クラスの攻撃、低めの守備
フィルの攻撃25という数値はルーナ、シーダと並び全剣ユニット中最低の数値です。また、守備も24と高くない数値であることから、魔法ユニットと戦える分本来の剣ユニットの仮想相手である斧、剣、獣等のユニットとの戦闘には不安を抱えることになります。
また、素の攻撃が低いことにより10凸まで進めても月虹や天空を奥義として活かし辛いのも厳しいポイントです。
・1世代ユニット特有の総合値の低さ
現在歩行ユニットの総合値は最高168まで増えましたが、フィルは最初期登場のため総合値は157となっています。神竜の花の登場により補強が可能になりステータスの割り振りは尖っているので特化した役割はもたせやすいですが、やはりあと一歩数値が足りないと感じる場面もあります。
・剣ユニットの競争率の高さ
剣という武器種は非常にユニットが多く、競争相手が多いため別のユニットで十分に役割を果たせてしまう場合もあります。
・2周目が出ない
早くソドマスフィル実装して
【追記:2020/9/1】
超英雄兎フィル実装された!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!フェーありがとう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
凸進めてるのでいつか解説記事書きます
これらの長所・短所から、フィルの個性を活かすための鍵は「魔防」と「奥義」にあると言えます。
個体値考察
得意箇所は基本的に一番の長所である魔防を活かすために魔防得意1択。
速さ得意なら一回の火力・耐久力が少し落ちるぶん、より確実な追撃発動・被追撃回避を狙えます。
仕様変更により凸する場合の苦手個体値を考える必要は無くなりましたが、凸しない場合は役割対象外の物理を捨てる守備苦手か素の火力を捨て奥義火力に特化する分物理兵種への安定感を増す攻撃苦手。
僕は魔防得意・守備苦手をオススメします。
スキル構成考察
遠距離反撃+怒り型
スタンダードな型。
主に魔法・マムクートを受けつつ怒りで奥義カウントを加速、3カウント氷華を武器スキル+怒りでダメージを20上乗せし叩き込む。
氷華のダメージが非常に高くなるため、奥義カウントが貯まっていれば高耐久の重装や不利相性の槍でも落とすことが可能になる。
より2距離魔法相手に特化するならSを遠距離防御にしても良い。
遠距離反撃+螺旋型
同じくスタンダードな型。
基本的には↑と同じように魔法を受けつつ奥義発動を狙うが、奥義を2カウント氷蒼にしつつBスキルを螺旋にしたことによって一度氷蒼を発動すればその後は戦闘ごとに氷蒼を発動できる。
氷華+怒りのときより奥義発動回数が抜群に増えるが、その分火力は少し落ちる。
増援等の多数の敵を処理したい時に。
W城塞+怒り型
Aスキルに守備魔防城塞、Sに魔防城塞を入れる事で素の耐久を大きく底上げした型。近接戦闘に置いて安定感が出る。
素の魔防数値が大きいため、攻め・受けに関わらず氷華で大火力を出すことができるのが特徴。奥義を氷蒼に変え、奥義の試行回数を増やすのも択。
遠距離反撃ができない点、素の攻撃力が著しく落ちている点には注意。
明鏡呼吸+怒り型
歩兵の強みを存分に活かした構成。
呼吸と怒りの組み合わせにより氷華の回転率を大幅に上げることができる。受け時は遠距離反撃よりも火力・耐久力が少し上昇するのもgood。
↑と同じく遠距離反撃できない点には留意されたし。
獅子奮迅+怒り型
遠距離反撃、螺旋、呼吸を使用せず比較的安価に作成できる型。Cスキルの魔防波・奇数も配布ユニットのインバースから継承できる。
奮迅の自傷効果により怒り発動が安易になるメリットもある。フィルを育成し始めたらまずこの型を完成させることを目標にしても良い。
奮迅により全ステータスが底上げされているため、Sを柔剣にしてさらにカウント加速を狙うのもアリ。
安価な分、自傷ダメによって他の型よりも継戦能力は落ちる。
獅子奮迅+攻め立て型
↑の型をさらに安価にした型。奥義は氷蒼でも可。全ての継承素材が星4で入手できるため、作成はだいぶ簡単。
怒りがない分、奮迅+攻め立て+柔剣によりカウントを加速させて氷華・氷蒼発動を狙う。奥義火力による地雷を狙い、Bスキルを同じく安価スキルの待ち伏せにするのもアリかも。
奥義火力の上乗せダメージが少なかったり自傷ダメージがあったりと不便な点は多いので、上記の高級素材使用の型を完成させるまでのつなぎに。
僕は普段は遠距離反撃+螺旋型を使っています。
いかがでしたでしょうか。
正直現環境でメインに据えて使っていくには厳しいユニットですが、魔法受けが安定する剣という個性を活かしパーティの補助や竜特攻ユニットを持たないエクラの皆さんの対マムクート事情を支えてくれるユニットとして、まだまだ活躍の余地はあると思います。
原作・封印をプレイした方、FEHでの絵や声に惹かれた方、是非育成してみてはいかがでしょうか。一人でも多くのエクラの皆さんがフィルを育ててくれる事を願ってます。
次の考察記事(総選挙ルキナ)↓
【追記:2020/1/28】
先日、新たなAスキル「明鏡の反撃・遠距離」が追加されました。
魔法・杖ユニット相手にのみ遠距離反撃できるという制約付きですが、その分魔法・杖・竜ユニットに攻撃された時に攻撃と魔防にバフがかかるというものです。
遠距離反撃に比べて弓・暗器に対して反撃できなくなるというデメリットがありますが、この記事で述べた通りフィルはコンセプトとして対魔法ユニット特化ということを挙げているので、おそらくこのスキルにトップクラスの適性を持つと思われます。現状フィルで遠距離反撃をさせる場合、このスキルよりも遠距離反撃を採用する意味はかなり薄いです。
攻撃と魔防両方にバフがかかることから奥義の螺旋や氷蒼に限定されることなく、奥義を含めたスキルの自由度が上がると考えていますが、現状まだ開拓が進んでいないので、考察でき次第またこの記事に追記したいと思います。
その他フィルに適していそうな新たなスキルが登場した場合も同様に追記する予定です。
【追記:2020/9/1】
2020/9/1〜の闘技場において、フィルがボナキャラ対象になりました。
というわけで久々にフィルを登用したので、現環境におけるフィルについて追記しておきます。
(前回の追記以降目立ったスキルの変更などはしていないため、使用感を踏まえた推測・考察となります)
まず、フィルの理想個体値として魔防得意を挙げていましたが、現環境では速さ得意に移行するのが賢いかなと感じました。
総合値上昇によるインフレは言わずもがな、追撃不可や絶対追撃スキルもばらまかれてきている以上、素の速さを底上げして追撃を取りやすくするのが賢明かと思います。
魔防が下がることにより相対的に奥義火力も下がることになってしまいますが、もともと魔法系ユニットをピンポイントでメタるというコンセプトなので、明鏡の反撃・遠距離のバフ+5でいくらかは補えるはずです。
これに伴い、聖印も現在は飛燕の構え3、飛燕明鏡の構え2、速さ魔防の孤軍3あたりが望ましいはずです。
次にCスキルについて、新たな候補が多く存在していると考えられます。
以前はコンセプトに見合ったものが魔防の波・奇数or偶数しかなかったですが、現在は強化無効系スキルの台頭により採用価値はだいぶ低くなっていると思います。
ただ、その代わりにおけるスキルはかなり増えており、手軽に味方バフと自バフを両立できる相互大紋章、波と同じ鼓舞バフではあるものの発動条件と効果がユニットコンセプトにかなりマッチした攻撃速さor攻撃魔防の威嚇3、同じく鼓舞バフではあるものの波よりも発動させやすい+2種鼓舞でより便利な奮起(攻撃速さ、速さ魔防あたりが候補)、受けユニットとしての継戦力を高められる鼓動の幻煙とかなり豊富です。
個人的には紋章バフで強化無効系スキルの影響を受けない相互大紋章が最適解に近いかなと思っています。速さの相互大紋章はもちろん、最近追加された選挙エーデルガルトが持ってきた魔防の相互大紋章もシナジーが強力なのでこの2つのどちらかを継承できると使いやすさがグンと上がると予想しています。
また、Bスキルの新たな候補として大人気の凪があります。コンセプト的には速さ守備の凪が最適解だと思われます。強化無効+相手弱化で足りないステを補えるのが強みです。
ただこの場合は奥義の回転率が下がるので、Cスキルを始まりの鼓動にして組み合わせると強いと予想しています。
他の強Bスキルとしては回避がありますが、前述の通り現環境では速さ得意にしてもなおインフレについていけるか微妙なラインの速さであることや、役割対象の竜・魔法にも速いユニットが増えてきたことから、螺旋や凪に比べると優先度は低いと考えています。入れるとしたら火力補強ができる回避・怒り1択でしょう。
と、ここまで現環境での厳しさを中心に記載してきましたが、最近実装された神階英雄ヘルに対して強く出やすく、その他にも伝承セリカ、スラシル、ブラミモンド、伝承カムイ、錬成が実装された魔法エイリークやセシリアなど新たな強魔法ユニットが増えたことから依然ピンポイントメタとしての役割はこなせそうです。(選挙リシテアや比翼ベレスは同色なこともあって相手できるかに関しては怪しさがあります)
最近の物理ユニットは選挙ルキナで支援することが当たり前のようになっていますが、もちろんフィルはその恩恵を受けられるのでそういった点でも役割を持たせることは可能だというのが現状の総評です。
今後もちまちまと環境に照らし合わせたスキル構成を考察していく予定です。